メソッド名をシンプルにするために、
知っておくと便利な英語のprefixとsuffix
メソッド名などをネーミングする際に、知っておくと便利な、接頭辞と接尾辞をリストアップしてみました。どのように元の単語の意味が変わるかのルールを知っておくと、よく使う単語をベースにボキャブラリーを増やすことができるので、覚えておいて損はないと思います。
使う場合は、当たりを付けて実際の使用がないか、Googleなどで調べてみてください。
1. pre-, post- / 事前〜、事後〜
per-は、元の意味に “事前に、前に”、post-は “事後に”という意味が付け加わえます。汎用性が高いのでとても便利です。afterやbeforeの代替になるかもしれません。
// 事前テストする function testBefore(); ↓ function pretest(); // 事後処理する function executeAfter(); ↓ function postexecute();
2. -ize / 〜化する
-izeは名詞にくっ付けると、”〜化する”という動詞になります。方向性が表現できるところがポイントで、covert~ や edit の代替になる場合があります。
// 正規化する function convertTagsForDB(string); ↓ function normalizeTags(string); // 正規化する function getTokens(string); ↓ function tokenize(string);
3. re- / 再〜
re-は動詞にくっ付き、”再〜”という意味を付け加わえます。
function reregister(); // 再登録する function resend(); // 再送信する
4. -able / 〜可能な
動詞に付いて、”〜可能な”という意味が付け加わり、形容詞になります。re-や-unとコンボさせる事もできます。
// 送信できるか
function is_send_possible();
↓
function is_sendable();
5. -er, -ee / 〜する人、〜される人
メソッド名とは関係ないかもしれませんね、-erは動詞にくっ付いて、”〜するモノ”という意味が付け加わり名詞になり、-eeは、”〜される人”という名詞になります。-erは比較的汎用ですが、-eeがくっ付くケースはレアなので調べて使うことをオススメします。
// インタビューする人 var interviewer; // インタビューされる人 var interviewee; // 雇用する人 var employer; // 雇用される人(被雇用者) var employee;
6. -un / 未〜
動詞に付いて、”未〜”という意味が付け加わります。notの代替になる場合があります。
// 定義されていないか
function is_not_defined();
↓
function is_undefined();
// 登録されていないか
function is_not_registered();
↓
function is_unregistered();
7. en-, de-
-enは、-ize同様に”〜にする”という意味が付け加わり、de-はその反対の意味になります。en-とde-はペアで覚えておくと便利です。
// コード化する function getEncodedURL(string); ↓ function encodeURL(string); // コード化する // キューから取り出す function getFromQueue(); ↓ function dequeue(string);
8. -ify, -ten / 〜化する(2)
-ify, -tenは形容詞にくっ付くと-ize同様に、”〜にする”という意味が付け加り、動詞になります。
// 名称を短くする function getShortName(name) ↓ function shortenName(name) // 簡略化する function make_simple(); ↓ function simplify(string);
9. まとめ
冒頭でも書きましたが、接頭辞や接尾辞のルールを覚えておくと、自分の知っている単語からボキャブラリーを増やして行く事ができますので、ぜひマスターしてみてください。あと、実際の使用があるかどうかをGoogleで検索してみることは忘れないでください。
※ いくつか例を上げていますが、短い方が正解というわけではありません。好みもあるでしょうから、検討してみてはどうでしょう?というのが趣旨です。