ブログが滞っていてすいません、がんばって書きます。

codicでは、ネーミングを生成するだけではなく、辞書を登録してネーミングを自分好みに変更する事ができます。今日は、codicで辞書をカスタマイズする方法の１つ単語の複合（結合）機能を紹介します。

複合とは

例えば、「初期/処理」を「preprocess」とネーミングしたい場合を考えます。2つの単語に分かれるので、1つの単語を登録する事ができません。こんな感じです。

そこで、複合の登場です。複合を使うと単語を結合して1つのフレーズとして訳語を登録することができます。では、やってみましょう。

How to

1) 左側に”初期処理”と入力します。

2) 右側でShiftキーを押しながら、2つの単語（”初期”と”処理”）をクリックして、単語を結合します。これで、1つの単語として扱われるので”初期処理”に単語を登録できるようになります。

3)”初期処理”をクリックして、preprocessを登録します。

3) 最後に適用して、完了です。

応用

ここでは、2つの単語を複合する例ですが、3つ以上の単語を複合する事もできますし、文章全体を複合することもできます。この他にも複合を使うと以下のような事ができます。

1) 略語を登録する

例えば、”コンテンツ/管理/システム” を複合して、”CMS” を登録できます。

2) 訳を固定化する

例えば、”単純ベイズ分類器” を複合して、訳語に “Naive Bayes classifier” と登録できます。それぞれの単語で翻訳すると”Simple Bayes classifier”となってしまいそうですが、複合を使って登録する事でこれを回避できます。

※ この場合、複合しなくても、学習で同じ事を実現できますが、学習は確率モデルのため、複合を使った方がより確実（決定的）にフィードバックできます。